情報システム

編成や送出、番組制作リソースの配置まで、放送システムは多種多彩

 

NHKにおけるほぼすべての情報システム開発を担っているのが情報システム本部です。私が所属している放送システム部では、主に番組編成や番組送出の情報システムの開発を担っています。NHKが放送するテレビ・ラジオはもちろん、BSなど、すべての番組がスケジュール通りにオンエアされるのは、まさに私たちが担当している情報システムが大きな役割を担っていると言っても過言ではありません。

 

NHKの放送情報システム自体は40年以上も前からあるものですが、日々新しい技術を駆使し、その時代のニーズを取り入れてバージョンアップさせていくことが、私たちの重要な使命です。とはいえ、放送という、視聴者に直接影響するために、少しのミスも許されないシステムでもあるわけですので、慎重には慎重を重ねることが求められるセクションでもありますね。番組編成や番組送出以外にも、番組制作に必要なリソース、たとえばカメラやスタジオ、人員の配置や調整に関するリソース管理システムも担っています。

 

現在、NHKでは新放送システムへの移行の真っ只中です。これまで編成局や制作局など部署ごとに存在していたシステムを業務単位で統合し、次の時代に見合った形に再構築していきます。システムの刷新規模としてはかなり大掛かりであり、多くの関係者との仕様・要件のまとめも難しいものではありますが、ここに携わることができる仕事のやりがいは、他では味わえないものです。

 

将来的には、NHKが所有する膨大なコンテンツを、テレビ以外のメディアにも発信していくようなプロジェクトに関われればいいなと思っています。
 

 

情報システム本部 放送システム部

浅見 高志(2007年入社)

 

最新技術を駆使して、関連グループ各社や新規顧客のWebサイト開発を担う

 

 

情報システム本部 Webソリューション部橋詰 直樹(2008年入社)

私は情報システム本部「Webソリューション部」のWeb開発グループに属しています。

Webソリューション部はNHKおよびNHK関連団体各社や、まったくの新規顧客に対して、当社が蓄積してきた技術力やノウハウをもとに、ITソリューションを提供しています。その中でも、Web開発グループは独自に開発したAjaxの技術を用いて、ユーザビリティに優れたWebサイトのインターフェイス開発を担っています。

 

たとえば、2009年の東京都議会議員選挙のホームページ。かつて速報を掲載するページはHTMLやフラッシュなどで展開していたのですが、自社技術を駆使することにより、ダイナミックで閲覧しやすいページに仕上がりました。

 

当初、Web開発グループは上司と私の2名体制でしたが、現在は6名体制となっています。個性的なメンバーが集っていて、皆それぞれ自分のスタイルで仕事に取り組める環境といえますね。常に新しい技術に着目し、その技術を踏まえたうえで柔軟な発想ができる人なら、きっとやりがいのある職場だと思います。

 

今後さらに発展を遂げて、Web開発グループが会社における収益の柱のひとつとして機能できればいいなと思っています。私個人としては、Web技術者としてさらに上のレベルを目指したいですね。
 

 

理工系学部出身でもない私が、大規模な受信料システムの運用を担当

 

情報システム本部の砧IT運用部に所属しています。砧IT運用部では、NHKの放送システムや基幹業務システムなどさまざまシステム運用を行っていますが、私が担当しているのはNHKの受信料収納のシステムです。

 

全国の世帯を回るNHKのスタッフから送られてくるデータを処理したり、各拠点のサーバやホストコンピュータの保守・監視業務に携わっています。全国数千万世帯の情報や収納状況を一元管理しているわけですから、他に類をみないほど大規模なシステムです。その巨大なシステムを支えているという点がやりがいでもあり、プレッシャーというか、責任重大なところでもありますね。オペレーションミスが起きてしまうと、全国の収納を担当するスタッフがデータを入力できない事態も生じかねません。

 

ちなみに私は、大学で情報システムを専攻してきたわけではないので、今の仕事の専門知識は全くありませんでした。入社後にこの分野の勉強を始めたんですが、入社した年の秋には「情報処理技術者」の基本資格を、翌年の春にはその応用資格を取得することができました。資格取得のための教材なども会社で用意してくれますし、仕事も先輩たちが親身になって教えてくれる。その点がとてもありがたいなと感じています。

 

今後はもっと幅広い知識を習得して、どんなトラブルにも柔軟に対応できるようになりたいですね。
 

 

情報システム本部 砧IT運用部

西田 久希(2008年入社)

  

※取材日時点の部署名を記載しています

 

現地からスタジオまで原稿を届け、緊急速報にも対応するシステムの重要性

 

 

情報システム本部

ニュース・メディアシステム部

中村 隆一(1998年入社)

NHKの報道に関わるシステムの管理、保守、運用、ヘルプデスクを担当しているのが情報システム本部の「ニュース・メディアシステム部」です。

 

どんなシステムがあるかというと、まずは原稿の送信システム。世界各国に存在する1500台ものパソコンから、現地で取材した記者が原稿を送信してきます。その原稿はすべて大型汎用コンピュータで管理され、最終的に報道番組で読み上げる原稿として、ニュースキャスターの手元に届く。記者が記事を書いてからキャスターの手元に至るまでがシステム化されています。


さらに、天気予報の画面。気象庁から受け取ったデータが、自動的に天気図のグラフィックに反映されるシステムです。特に最も慎重に取り扱うべきものといえるのが、台風や地震の速報です。これもシステム化されていて、送られてきたデータがテロップとなります。決して間違うことは許されない情報を担っているわけです。その意味では、「NHK」の役割を十分に理解していることが、この業務に就くための大前提といえますね。

 

また、放送現場でのネットワーク構築も担当します。これまで私はシドニー五輪やアテネ五輪、沖縄サミット、洞爺湖サミットなどの現地に赴き、プレスセンターのシステム構築に携わりました。記者が取材した原稿が、スムーズに番組に反映されるシステムです。どのシステムも番組の根幹とNHKの信頼そのものに関わってくる重要なものなので、緊張感を持って日々仕事をしていますね。